旦那がアルコール依存症で余命宣告を受けました

旦那がアルコール依存症です。今までの事、これからの事、綴って行こうと思います。

声が聞けた

午後7時過ぎ。

病院からの着信。

すぐに折り返す。

何か嫌な予感を感じながら…


繋いだ病棟の看護師さんから「ちょっと変わりますね」と…


??

???

医師と変わるってこと?


「もしもし」

聞き覚えのある声。

「時間ないから簡単に話すね」と…

3分くらいかな?

よくわからないことも混ざりつつ、持ってきてほしいものとかをちゃんと伝えてくれた。

体調はどうなの?と私の問いかけにも、「そこそこだね」って答えてくれた。


ちゃんと聞き取れる話し方だった。


嬉しかった。


このまま少しでいいから、回復しないかな…

会いたい

今の病院に変わってから19日たつ。

この間の治療で、脳の神経細胞の損傷部分が少し小さくなってきているらしい。

点滴のみで栄養を取っていたのも、1日1食経口で摂取できていて、今後1日2食を経口摂取に変えていくそう。

首に繋いでいる点滴の管を外そうとしたり、足をバタバタさせてしまうそうで、手にはミトン、体は拘束されているようだ。

少しは危険な状態を脱したみたい。

ちょっと安心。


医師に、回復に向かっていると考えていいのかと聞いてみた。

返事はNOだった。

すぐに何かあってもおかしくない状態ではなくなったけど、回復を見込める状態ではないということ。

精神状態も元に戻ることはないらしい。

話すことも、内容を得ない状態だけど私のの名前をたまに言うことがあると言われた。


コロナ禍で面会は一切できないけど、一目でいいから会いたい。

毎日考えて、悪いことばかりではなかった結婚生活を思い返している。

会いたい。

声が聞きたい。

会いたいよ。

あなたの言うことは…

旦那には肉親がいない。

親戚というのも1人だけ。

義父の妹にあたる人。

義父がなくなるまでは付き合いもあったが、酒癖が悪く正直苦手としていた。

旦那のことは可愛がっていたし連絡を取っていたのかは不明だけど、私から連絡することはなかった。


今回の事があり、さすがに病状を伝えようと連絡をした。

遅すぎると怒られた。

確かに、もっと早くに相談すべきだったのかもしれない。

でも出きる状態じゃなかった。


こうなった過程、今までの事、ちゃんと話したいと思ったから、メールを送った。

返信はこうだった。



『今更聞く気持ちはありません

聞いて○○(旦那の名前)が少しでも回復するのならあなたの愚痴も心配事も聞く気持ちにはなるだろうけど もう遅いでしょ‼️


元気な○○が別人の様に変わり果てて死んで行こうとする経過なんか聞きたくない


○○の容態だけ教えて下さい』



完全なる拒絶。

返信しても返事はなし。

電話にも出てもらえない。

こんな事ってある??


叔母さん、あなたの言うことは間違ってはいないと思う。

でも過程くらい聞いてほしかった。


放ったらかしにしてこうなった訳じゃない。

何年も本当に苦しんでた、今だって苦しい思いしてるのに、理由も聞かず拒絶って…


もういいや。