病院変わった
3/28正午近く、病院からの電話。
「朝から意識レベルが低下していて低体温が続いていて少し危険な状態なので、総合病院に緊急搬送します」
ドキドキしながら病院へ行く。
病室からストレッチャーで出てきた姿を見て愕然とする。
黄疸が出ていて黄色くなった皮膚、痩せ細って死んだように動かない体。
救急車に乗って一緒に次の病院に向かう途中、救命士さんの呼びかけに1度うっすらと目を開けただけ…
私はただただ手を握ることしか出来なかった。
転院先の病院は精神科に移る前1ヶ月入っていた病院の同じ病棟。
看護師さんたちも驚くくらいの衰弱ぶりだったようで、一人の看護師さんが私に声をかけてきた。
「前に入院していた時、売店にお買い物にお連れした際にいつもは買わないお菓子を買っていたのでどうしたのか聞くと、これはアヤコ(私の名前)が好きなお菓子だから…と言っていたんです」
「部屋に戻った直後、ポロポロと涙をこぼしながら『どうしてもアヤコに会って、このお菓子を渡したいんだ。お願いだからアヤコに会わせてくれ』とお願いされたんですよ」
あの時…たぶん3週間くらい前の話だけど、洗濯物を取りに行った時に看護師さんから渡されたお菓子にはそんなやり取りがあったんだなと。
聞いたら涙が止まらなくなった。
泣き崩れてしまった。
すでに認知症状が大分進んでいたけど、そんな風に思ってくれてたんだなって…
あの日、電話で話した。
お菓子を受け取ったこと、美味しかったこと伝えた時、嬉しそうだった。
看護師さんに励まされ何とか涙も止まったけど、切ない思いは残っている。
また話せるようになるだろうか?
またアヤコと呼んでくれるだろうか。
あぁ、胸が痛む…。
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